校長挨拶

ご挨拶

 

 本校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 

 本校は、昭和28年(1953年)「地域の子ども達は地域で育てる」という理念の下に、当時の上湧別村と下湧別村の組合立高等学校として設置され、昭和31年(1956年)の道立移管などの変遷を経て、令和5年に創立70周年を迎えた全日制普通科の道立高等学校です。また、道立連携型中高一貫校で、平成17年からキャリア教育を中核に、令和6年からは探究活動を中核に、町内3つの義務教育学校後期課程と連携しながら系統的な学びを実践しております。

 

今年度の入学式と始業式において、本校の校訓「自ら求めよ」に基づいた「継続的な努力」について話しをしました。過去の分析では、本校生徒は「寛容」と「思いやり」の気持ちを持つ優しい生徒が多いということが客観的なデータから確認できています。一方で「表現力」や「自主性」といった発信力や積極性がさらに求められることから、今年度も「自ら求める」姿勢について生徒も先生達にも念頭に置きながら教育活動に取り組むこととしました。

 

さらに、授業においては探究的な要素を取り入れることとし、特に「総合的な探究の時間」に実施している「未来計画」においては、町内の関係機関や探究サポーターからの積極的な支援を受けながら、地域の大人と関わる中で探究活動を実践し、資質・能力の向上を図りたいと考えています。

 

 「人生は決して他人に依存であってはならない。自らの道、自らの運命を自ら切り拓いていく人間になれ」という、本校開校式における初代校長平野貞先生の言葉からの校訓「自ら求めよ」を掲げ、本校同窓生からその精神のバトンを脈々と引継ぎながら、日々の教育活動に取り組んでいます。

 

 今年度も学校行事や部活動など、生徒の活動を中心に情報を順次掲載して参ります。生徒の様子などから、充実した学校生活を送っていることがご覧いただけると思います。保護者等や地域、同窓生、ウェブページを閲覧された皆様には、今後とも、本校の教育活動にご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

令和7年4月

北海道湧別高等学校 校長 今 野 博 友